３．岡山弁

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憲法前文ぜんぶ・岡山弁編
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（読み人知らず）

日本人はのぉ、
ちゃぁんと選挙された国会の代表らぁ通して動きまわってからに、
わいらとわいらぁ子どもらぁのためんのぉ、
いろんな国んモンらぁと助けおうてからできあがったもんと、
こん国じゅうで自由じゃけぇこそできあがるエエモンをじっと大事んして、
政府がやらかすようなことからまぁた戦争みてぇなきょうてぇことが
起こらんようにすることを決めてから、
ここん主権が国民にあるゆうことを言い切って、こん憲法を決めてしまうけん。

でぇてぇ国の政治ゆうもなぁな、まぁ国民の厳粛な信託んよるもんじゃけ、
せじゃけぇ、権威やこゆうなぁ国民がもっとるもんで、
その権力ぁ国民の代表者らがけぇらを使こぉて、
その権利ゆうもんは国民がしまいにゃぁこりょう受けとるもんなんじゃ。
こりゃあ人間でおりゃあどこでもいつでも変わらん原理でのぉ、
こん憲法は、こげぇな原理に基づくもんじゃけ。
わいらぁ、
これん反するような憲法、法令やら詔勅やこぅはひとっつも入れさしゃあへんで。

わいら日本人はのぅ、ずうっと平和でおりてぇなぁと思ようるし、
人間らの間で互いに効いとるでぇれえ理想みてぇなもんを深おわかっとるもんじゃ
けぇ、
平和が一番ええと思うとるようないろんな国の人らぁが
正しゅうてちゃんとしとると思うけん、
わいらの安全と生存を保持しようゆうて決めたんじゃが。
わいらぁ、平和をじいっと持ちょおって、やれ専制じゃぁ隷従やら、
へでから圧迫やら偏狭みてぇなもなぁ地上から永遠にのうなっしもうちゃろうと
がんばりょうる国際社会ん中じゃあ、
なかなかええとこんおりてぇと思おとるんじゃ。

わいらぁ、世界中のもんが、みぃんなきょうてぇことやら
足りんでいけんようなことらがのうなって、
平和なまんまで生きられるゆう権利を持っとるはずじゃと思うとる。

わいらぁ、どこの国じゃろうと、
自分らのことばぁゆうてよそを無視しちゃあいけんのじゃし、
せぇに政治道徳の法則ゆうなぁどこでもいつでも変わらんもんじゃし、
こねぇな法則に従うゆうこたぁ、自分らの主権ゆうのを持っとって
外国と同じようにおろうと思うとるような国らみんなが
やらにゃいけんことじゃと思うで、ホンマに。

わいら日本人はのぅ、お国の名誉んかけて、
こん限りの力を出しおうてこのぼっけえ理想と
目的をやってしまうゆうて言い切ってしまうで。

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